日商簿記(1)過去問(模試)勉強法 ※補足あり!

目次

まず、過去問を解くこと!

日商簿記検定の得点力を劇的に向上させる「過去問勉強法」

日商簿記検定に合格するために、最も効果的な勉強法は「過去問演習」です。ただし、やみくもに解くだけでは十分な効果は得られません。点数を確実に上げるためには、戦略的に過去問を活用することが重要です。ここでは、簿記の得点力を劇的に向上させるための「過去問勉強法」を詳しく解説します。

1. まずは全体像を把握する

過去問を解き始める前に、試験の全体像を把握しましょう。日商簿記の試験は、各級ごとに出題傾向が異なります。例えば、簿記3級は仕訳と試算表が中心であり、2級になると工業簿記が加わるため、計算力も求められます。過去問を解くことで、「どの分野が頻出なのか」「どういったミスをしやすいのか」を知ることができます。


2. 1回目の過去問演習は「時間を計らず」解く

最初の過去問演習では、時間を計らずにじっくり解いてみましょう。ここでの目的は、「解答プロセスを理解すること」と「どの問題が自分の弱点かを明確にすること」です。解き終わったら、間違えた問題を必ず分析し、なぜ間違えたのかをノートに書き留めることが大切です。


3. 解説を熟読し、再度同じ問題を解く

過去問を解いた後は、解説をしっかりと読むことが最も重要です。簿記の問題は、単に答えを覚えるのではなく、「仕訳の流れ」「勘定科目の意味」「財務諸表のつながり」を理解することが求められます。解説を読んでも理解できない部分があれば、テキストやYouTube講義を活用して補強しましょう。その後、間違えた問題を再度解いて、正しく解けるようになっているか確認します


4. 2回目以降の過去問は「本番同様に時間を計って」解く

試験本番では時間との戦いになります。そのため、2回目以降の過去問演習では、必ず時間を計って解くようにしましょう。日商簿記3級なら60分、2級なら90分と時間を設定し、本番さながらの緊張感を持って取り組むことが重要です。時間内に解ききれなかった場合は、「どこで時間を使いすぎたのか」「どの問題に時間をかけるべきか」を分析し、効率的に解答する練習を繰り返します。


5. 直近3回分の過去問は最低でも解く

日商簿記検定は、試験ごとに出題傾向が変わることがあります。しかし、直近3回分の過去問を解くことで、最新の試験形式や問題の難易度に慣れることができます。特に、試験範囲の変更があった場合は、最新の過去問を中心に勉強することが大切です。

6. 「間違えた問題ノート」を作成する

過去問演習で間違えた問題をそのままにしてしまうと、同じミスを繰り返してしまいます。そこで、「間違えた問題ノート」を作成し、自分が苦手なポイントをリストアップするのがおすすめです。このノートを見返すことで、試験直前に自分の弱点を最終チェックできます。


7. 仕訳問題は毎日解く

簿記試験の基本となるのが「仕訳問題」です。特に3級・2級では、仕訳問題の正答率が合否を左右するといっても過言ではありません。そこで、毎日10分でもいいので仕訳問題を解く習慣をつけましょう。「仕訳のパターンを暗記する」のではなく、「勘定科目の意味を理解する」ことが重要です。


8. 直前1週間は総仕上げ

試験直前の1週間は、総仕上げの期間です。この期間は、新しい問題に手をつけるのではなく、過去問の復習と間違えた問題の克服に集中しましょう。また、本番のシミュレーションとして、本番と同じ時間帯に過去問を解くことで、当日のコンディションを整えるのも効果的です。


9. 模擬試験を活用する

市販の問題集には模擬試験が付属していることが多いので、試験本番前に1回は模擬試験を解いておくのがおすすめです。模擬試験を解くことで、「本番の緊張感」「時間配分」「総合力」を確認することができます。


10. 本番では焦らず、確実に得点できる問題から解く

試験本番では、「解ける問題から確実に得点する」ことが重要です。特に計算問題や仕訳問題は、焦るとケアレスミスをしやすくなるため、落ち着いて解きましょう。もし解けない問題に遭遇した場合は、一度飛ばして後から解き直すのが得策です。


日商簿記検定の「過去問」についての「補足」

日商簿記検定について、現在は、商工会議所のホームページには、簿記1級の過去問しか掲示されておりません。
2級、3級試験については、サンプル問題の掲示のみになっています。
2021年度以降、簿記検定試験の統一試験および団体試験では、ネット試験の運用に合わせ、試験終了後に答案用紙のみならず問題用紙・計算用紙も回収されるようになるとともに、過去問題が非公開となりました。

したがって、公式以外のサイトで過去問題を扱っているのは、こちらで調べたところ、ないようです。(正確性はありません)
ただし、以下のサイトおよび資格専門学校においては、過去の模擬試験などを取り扱っているようです。
以下の参考サイトにて、確認をお願いします。
1)簿記ペディア:過去の模擬試験などを掲載(回答と解説あり)
2)ネットスクール:サンプル問題の回答と動画解説

また、CPA Learning というサイトがあり、日商簿記3級、2級、1級まで、無料講義が受けられます。
こちらは、登録するだけで、無料でWEB講義が受けられ、とても、おすすめの講座です!

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